物理ディスク

物理ディスクはエンクロージャ内にあるか、またはコントローラに接続されています° RAID コントローラでは、物理ディスクを使って仮想ディスクを作成します°

システムへの新しいディスクの追加

1 新しい物理ディスクをインストールまたは接続します° 詳細はディスクと同梱されているマニュアルを参照してください°
2 コントローラで使用している技術に従って次のいずれかを実行します° 詳細については、「RAID コントローラ 技術: SCSI、SATA、ATA、および SAS」を参照してください°

SCSI、SATA および ATA コントローラ用

aディスクが接続されているコントローラを選択し、情報/設定 タブをクリックします。
b 再スキャン タスクを実行します。

再スキャン後、ツリー表示に新しいディスクが表示されます° 新しいディスクが表示されない場合は、コンピュータを再起動してください°

SAS コントローラ用

a警告ログをチェックして、システムが新しいディスクを認識したことを
検証する警告を確認します° 「2052」または「2294」の警告が表示される場合があります。
b 更新 をクリックするか、画面を変更して表示を更新します。
メモ: 右ペインの 更新 ボタンをクリックすると、右ペインのみが更新されます。 左ペインのツリービューに新しい物理ディスクを表示するには、左ペインの上に表示されるシステム名をクリックしするか、ブラウザのメニューバーから 表示 --> 更新 をクリックします。

表示を更新すると、新しい物理ディスクがツリービューに表示されます。 新しいディスクが表示されない場合は、コンピュータを再起動してください°

関連情報

仮想ディスクの一部のディスクを交換する場合は、「エラーのあるディスクの交換」を参照してください。
新しいディスクを仮想ディスクに追加する場合は、「PERC 3/SC、3/DC、3/QC、4/SC、4/DC、4e/DC、4/Di、4e/Si、4e/Di、CERC ATA100/4ch、PERC 5/E、PERC 5/i、PERC 6/E、および PERC 6/l コントローラの仮想ディスクに関する注意事項」または「PERC 3/Si、3/Di、CERC SATA1.5/6ch、および CERC SATA1.5/2s コントローラの仮想ディスクに関する注意事項」を参照してください。

間違ったディスクの取り外しを防ぐ方法

取り外し予定のディスクの LED を点滅させることによって、間違ったディスクの取り外しを防ぐことができます° LED の点滅についての詳細は、次の項目を参照してください°

物理ディスクで LED 表示を点滅させるには、「点滅および点滅解除(物理ディスク)」を参照してください。
特定の仮想ディスクに含まれているすべての物理ディスクで LED 表示を点滅させるには、「点滅および点滅解除(仮想ディスク)」を参照してください。

間違ったディスクを誤って削除してしまった場合は、「間違った物理ディスクを取り外してしまった場合の回復」を参照してください°

SMART アラートを受けた物理ディスクの交換

SMART アラートは、ディスクが近い将来障害を起こす可能性があることを予測するメッセージです° 物理ディスクが SMART アラートを受け取ったら、ディスクを交換することをお勧めします° 次の手順を用いて、SMART アラートを受けたディスクを交換してください°

ディスクが冗長仮想ディスクの一部になっている場合:

1 SMART アラートを受けている物理ディスクを含んだ冗長仮想ディスクを選択し、整合性チェック タスクを実行します。 詳細については、「整合性チェック」を参照してください°
注意: データ損失の可能性を防ぐには、SMART アラートを受けている物理ディスクを取り出す前に、整合性チェックを実行してください。 整合性チェックは、
冗長仮想ディスク内ですべてのデータがアクセス可能であることを確認し、
不良ブロックがあるときには冗長性を使ってそれを修正します° 環境によっては、
整合性チェックを実行しないと、データを損失することがあります° たとえば、SMART アラートを受信している物理ディスクに不良ディスクブロックが存在し、ディスクを取り外す前に整合性チェックを実行しない場合に起こることがあります°
2 SMART アラートを受けているディスクを選択し、オフライン タスクを実行します。
3 ディスクを手動で取り外します°
4 新しいディスクを挿入します° 新しいディスクが交換したディスクと同じサイズかそれ以上であることを確認します° (一部のコントローラでは、サイズが大きなディスクを挿入すると追加のディスク容量を使用できないことがあります° 詳細については、「PERC 3/SC、3/DC、3/QC、4/SC、4/DC、4e/DC、4/Di、4e/Si、4e/Di、CERC ATA100/4ch、PERC 5/E、PERC 5/i、PERC 6/E、および PERC 6/l コントローラの仮想ディスクに関する注意事項」を参照してください° この手順を完了すると、仮想ディスクが冗長になるため再構成が自動的に開始されます°

ディスクが冗長仮想ディスクの一部でない場合:

1 仮想ディスクのデータをバックアップします°
2 仮想ディスクを削除します°
3 SMART アラートを受けたディスクを交換します°
4 新しい仮想ディスクを作成します° 新しい仮想ディスクが元の仮想ディスクと同じサイズかそれ以上であることを確認します° 仮想ディスクを作成する際のコントローラ特有の情報については、「PERC 3/SC、3/DC、3/QC、4/SC、4/DC、4e/DC、4/Di、4e/Si、4e/Di、CERC ATA100/4ch、PERC 5/E、PERC 5/i、PERC 6/E、および PERC 6/l コントローラの仮想ディスクに関する注意事項」および「PERC 3/Si、3/Di、CERC SATA1.5/6ch、および CERC SATA1.5/2s コントローラの仮想ディスクに関する注意事項」を参照してください。
5 元の仮想ディスクからバックアップデータを復元して、新しく作成した仮想ディスクに保存します°

関連情報

"RAID コントローラにおけるディスクの信頼性のモニタ"

その他のディスク手順

次の項目を参照してください°

"エラーのあるディスクの交換"
"間違った物理ディスクを取り外してしまった場合の回復"
"システム間の物理ディスクおよび仮想ディスクの移動"
"トラブルシューティング"

物理ディスクのプロパティおよびタスク

このウィンドウを使用すると、物理ディスクに関する情報を表示して、物理ディスクのタスクを実行することができます°

物理ディスクのプロパティ

次の表は、コントローラに応じて物理ディスク用に表示されるプロパティを説明したものです°

プロパティ

定義

状態

これらのアイコンはストレージコンポーネントの重大度、または正常性を示します°

正常/OK

警告/非重要

重要/致命的

詳細については、「ストレージコンポーネントの重大度」を参照してください°

名前

このプロパティには物理ディスクの名前が表示されます° この名前は、コネクタ番号とディスク番号から構成されています°

状況

このプロパティには物理ディスクの現在の状況が表示されます°

準備完了 - 物理ディスクは正常に機能しています。 ディスクが RAID コントローラに取り付けられている場合には、準備完了状況にはディスクが仮想ディスクで使用できることを示します° 物理ディスクを仮想ディスクで使用すると、状況はオンラインに変更します°

オンライン - 物理ディスクは仮想ディスクの一部で正常に機能しています° 詳細については、「オンラインおよびオフライン」を参照してください°

低下 - 物理ディスクに障害が発生し、機能が低下した状況で動作しています。

失敗 - 物理ディスクに障害が発生し、機能を停止しました° この状況は、冗長仮想ディスクの一部である物理ディスクがオフラインになったか非アクティブになったときにも表示されます° 詳細については、「オンラインおよびオフライン」を参照してください°

オフライン - 物理ディスクが故障したか、無効セグメントが含まれています° 「無効セグメントの削除」タスクが物理ディスクのドロップダウンメニューに表示されるかどうかを確認します° 表示される場合は、「コントローラの再スキャン」を実行し、物理ディスクに対して「無効セグメントの削除」を実行します。 「無効セグメントの削除」タスクが表示されない場合は、物理ディスクを回復できません° 関連情報については、「物理ディスクが冗長と非冗長仮想ディスクで共有される際の PERC 3/Si、3/Di、CERC SATA1.5/6ch、および CERC SATA1.5/2s コントローラの注意事項」を参照してください°

PERC 5/E コントローラのオフラインステータスは、ディスクは仮想ディスクに含まれていますが、I/O を受信していないことを意味しています° これは、ユーザーがディスクをオフラインに設定している場合に発生することがあります。 詳細については、「オンラインおよびオフライン」を参照してください°

 

再構成中 - 冗長仮想ディスクからのデータを物理ディスクに再構成中です。

非互換 - 物理ディスクは再構成に適していません。 物理ディスクは小さすぎるか、あるいは互換性のない技術を使用しています° たとえば、SAS ディスクを SATA ディスク、あるいは SATA ディスクを SAS ディスクで再構成することはできません°

削除 - 物理ディスクは取り外されました。 この状況は、仮想ディスクの一部である物理ディスクにのみ適用されます°

クリア - クリア タスクを物理ディスクで実行しています。 物理ディスクが低速初期化されている仮想ディスクのメンバーの場合も、クリア状況が表示されることがあります° 詳細については、「物理ディスクのクリアおよびクリアのキャンセル」および「フォーマットおよび初期化:低速および 高速初期化」を参照してください。

SMART アラートが検知されました - SMART アラート(予測エラー)が物理ディスクで検出
されました。 物理ディスクは故障する可能性があり、交換する必要があります° この状況は、非 RAID コントローラに接続された物理ディスクに適用されます°

不明 - 物理ディスクが故障したか、使用できない状況にあります。 場合によっては、「初期化」タスクを実行することで、物理ディスクを使用可能な状況に戻すことができます。 「初期化」タスクが物理ディスクのドロップダウンメニューに表示されない場合、このディスクは回復できません°

外部 - 物理ディスクは他のコントローラから移動されたもので、仮想ディスクのすべてまたはその一部(外部設定)を含んでいます° 電源喪失、ケーブル障害、または他のエラーイベントによりコントローラとの通信を喪失した物理ディスクも、外部状況を表示することがあります° 詳細については、「外部設定の操作」を参照してください°

非対応 - 物理ディスクにはサポートされていない技術が使用されています° この物理ディスクは、Storage Management で管理できません°

交換 - メンバーディスクの交換 タスクが物理ディスクで実行中です。 詳細については、「メンバーディスクの交換」および「復帰可能なホットスペア」を参照してください。

メモ: データのコピー操作は、このタスクの実行中いつでもキャンセルできます。

容量

このプロパティには、ディスクの全容量が表示されます°

予測されたエラー

このプロパティは、物理ディスクが SMART アラートを受信したかどうか、およびその結果、障害が予測されるかどうかを表示します° SMART 予測エラーの分析の詳細については、「RAID コントローラにおけるディスクの信頼性のモニタ」を参照してください。 物理ディスクの交換の詳細については、「SMART アラートを受けた物理ディスクの交換」を参照してください。

警告ログをもう一度見て、SMART 予測エラーに関する警告を物理ディスクが生成していないかどうかも確認してください° これらの警告は SMART アラートの原因の識別に役立ちます° 次の警告は SMART アラートの応答として生成されます°

"2094"

"2106"

"2107"

"2108"

"2109"

"2110"

"2111"

進行状況

このプロパティには、物理ディスク上で実行中の操作の達成度が表示されます° 例えば、物理ディスクを再構成中の場合、52% の値は、再構成が 52% 完了したことを示します°

このプロパティは、物理ディスク上で操作が実行中の場合のみ表示されます°

種類

このプロパティは物理ディスクが使用している技術を表示します° 可能な値には次のようなものがあります°

SCSI - 小型コンピュータシステムインターフェース

SAS - シリアルアッタチド SCSI

SATA - シリアル ATA(SATA)

使用されている RAID ディスク容量

このプロパティには、コントローラの仮想ディスクが使用している物理ディスク容量が表示されます° このプロパティは、非 RAID コントローラに取り付けられた物理ディスクには該当しません°

特定の環境下で、物理ディスクの一部の容量が使用
されているにもかかわらず、使用されている RAID ディスク容量
の値に、0 が表示されることがあります° この現象は
使用容量が 0.005 GB 以下の場合に発生します° 使用されているディスク容量を計算するアルゴリズムでは、0.005 GB 以下が 0 に切り捨てられます° 0.006 GB ~ 0.009 GB の使用ディスク容量は 0.01 GB に切り上げられます°

使用できる RAID ディスク容量

このプロパティには、ディスクの空き容量が表示されます° このプロパティは、非 RAID コントローラに取り付けられた物理ディスクには該当しません°

ホットスペア

このプロパティには、ディスクがホットスペアに割り当てられているかどうかが表示されます° このプロパティは、非 RAID コントローラに取り付けられた物理ディスクには該当しません°

ベンダー ID

このプロパティには、ディスクのハードウェアベンダーが表示されます°

Product ID

このプロパティにはディスクの Product ID が表示されます。

改訂

このプロパティには、ディスクの改訂番号が表示されます°

シリアル番号

このプロパティには、ディスクのシリアル番号が表示されます°

ネゴシエーション速度

このプロパティには、スピンアップ中、コントローラとの初期通信において
ディスクがネゴシエートしたデータ転送速度が表示されます° この速度は、ディスクの速度、コントローラの可能速度、
コネクタ上のコントローラの現在の速度、およびエンクロージャ上の
EMM(エンクロージャ管理モジュール)の速度によって変化します°

可能速度

このプロパティには、デバイスがデータ転送可能な最高可能速度が表示されます°

製造日

このプロパティは物理ディスクが製造された月日を表示します°

製造週

このプロパティは物理ディスクが製造された年の週を表示します°

製造年

このプロパティは物理ディスクが製造された年を表示します°

SAS アドレス

このプロパティには物理ディスクの SAS アドレスが表示されます° SAS アドレスは各 SAS ディスクに対して固有です°

物理ディスクのタスク

物理ディスクのタスクを実行するには、次の操作を行います°

1 ストレージ ツリーオブジェクトを展開して、コントローラオブジェクトを表示します。
2 コントローラオブジェクトを展開します°
3 コネクタ オブジェクトを展開します°
4 エンクロージャまたは バックプレーン オブジェクトを展開します°
5 物理ディスク オブジェクトを選択します°
6 情報/設定 サブタブを選択します。
7 使用できるタスク ドロップダウンメニューからタスクを選択します。
8 実行 をクリックします°
メモ: コントローラによってサポートしている機能が違います° このため、タスクのドロップダウンメニューに表示されるタスクが、ツリー表示で選択されたコントローラによって異なることがあります° コントローラやシステムの設定による制限のためタスクが
実行できない場合は、タスクのドロップダウンメニューに「タスクなし」と
表示されます°

物理ディスクのドロップダウンメニューのタスク:

"点滅および点滅解除(物理ディスク)"
"無効セグメントの削除"
"グローバルホットスペアの割り当てと割り当て解除"
"取り外し準備"
"オンラインおよびオフライン"
"初期化"
"再構成"
"再構成のキャンセル"
"物理ディスクのクリアおよびクリアのキャンセル"
"復帰可能なホットスペア"

点滅および点滅解除(物理ディスク)

この機能に対応するコントローラについては、 「対応機能」を参照してください。

点滅 タスクを使って、エンクロージャ内のディスクを見つけやすくするために LED を一つ点滅させることができます。 このタスクは、故障したディスクを見つける際に役立ちます°

ほとんどのコントローラでは、点滅 タスクは短時間後(通常 30 ~ 60 秒後)に自動的にキャンセルされます。 点滅 タスクをキャンセルしたい場合や、物理ディスクの LED が点滅を止めない場合は、点滅解除 タスクを使用します。

メモ: 点滅および点滅解除タスクは、ホットスワップ物理ディスク(キャリア内のディスク)でのみサポートされています° Ultra SCSI、Ultra2 SCSI、Ultra160 SCSI、LSI 1020、LSI 1030、または PCI-e U320 コントローラを使用している場合、
点滅および点滅解除タスクは、サーバーまたはエンクロージャに挿入できるキャリアに含まれている物理ディスクに適用されます° 物理ディスクがキャリアに含まれておらず、SCSI ケーブル(通常はリボンケーブル)に接続するように設計されている場合、点滅および点滅解除タスクは使用できません°

無効セグメントの削除

この機能に対応するコントローラについては、 「対応機能」を参照してください。

無効セグメントの削除 タスクを使って、現在使用できないディスク領域を回復します。 無効 または 孤立 ディスクセグメントとは、次のいずれかの理由のため使用できない物理ディスクの領域を指します。

無効セグメントは破損した物理ディスクの領域である°
無効セグメントは仮想ディスクに含まれているが、仮想ディスクは物理ディスクのこの領域を使用していない°
物理ディスクに複数の仮想ディスクが含まれている° この場合は、いずれかの仮想ディスクに含まれていないディスク領域が使用できない可能性があります°
無効セグメントはコントローラから切断されてから再度接続された物理ディスクに存在する。

取り外し準備

この機能に対応するコントローラについては、 「対応機能」を参照してください。

取り外し準備 タスクを使用して物理ディスクをスピンダウンし、エンクロージャまたはバックプレーンから安全に取り外せるようにします。 このタスクは、データの損失を防ぐためにディスクを取り外す前に実行してください°

このタスクを行うとディスクのライトが点滅します° 次の手順で安全にディスクを取り外すことができます°

ディスクがスピンダウンするまで約 30 秒間待つ。
最初の点滅パターンから点滅の仕方が変わるまで、またはライトが点滅しなくなるまで待つ°

取り外し準備を実行すると、物理ディスクは準備完了状況ではなくなります° 物理ディスクをエンクロージャまたはバックプレーンから取り外す、または交換すると、物理ディスクはスピンアップして準備完了状況に戻ります°

場合によっては、コントローラにディスクの取り外しなどの設定変更を認識させるために再スキャンが必要になることがあります° 詳細については、「ストレージ設定変更をアップデートするための再スキャン」を参照してください°

メモ: この手順は、ホットスペアとして割り当てられている仮想ディスク、または
仮想ディスクの一部である物理ディスクには使用できません° さらに、この手順はホットスワップ物理ディスク(キャリア内に常駐するディスク)のみにサポートされています°
メモ: この手順は、CERC ATA100/4ch、CERC
SATA1.5/6ch、および CERC SATA1.5/2s コントローラではサポートされていません° PERC 4/IM コントローラに関して、この手順は PowerEdge™ 1855 システムのみでサポートされています°

初期化

この機能に対応するコントローラについては、 「対応機能」を参照してください。

初期化 タスクは、物理ディスクを仮想ディスクのメンバーとして使用できるよう準備します。

PERC 3/Si、3/Di、および CERC SATA1.5/6ch コントローラに取り付けられた物理ディスクは、使用する前に初期化する必要があります° これらのコントローラでは、初期化 タスクは物理ディスク上で一度のみ実行できます。 場合によっては、初期化 タスクを実行することで、不明の状況にある物理ディスクを使用可能な状況に戻すことができます。 Storage Management または BIOS を使用して既に初期化済みの物理ディスクでは、初期化 タスクは表示されません。

注意: これは、データ破壊的なタスクです。 この物理ディスクに常駐しているすべての仮想ディスクは削除されます°

再構成

この機能に対応するコントローラについては、 「対応機能」を参照してください。

再構成タスクを使うと、冗長仮想ディスク内の物理ディスクに障害が発生したときにデータを再構築することができます。 詳細については、「冗長仮想ディスクの一部になっているエラーのあるディスクの交換」を参照してください°

ディスクの再構成には数時間かかることがあります。

再構成のキャンセル

この機能に対応するコントローラについては、 「対応機能」を参照してください。

再構成のキャンセル タスクを使用して進行中の再構成をキャンセルすることができます。 再構成をキャンセルすると、仮想ディスクの状況は低下のままになります° さらに別の物理ディスクに障害が発生した場合、仮想ディスクにも障害が発生し、データを喪失する可能性があります° 障害が発生した物理ディスクをできるだけ早く再構成することをお勧めします°

メモ: ホットスペアに割り当てられている物理ディスクの再構成をキャンセルした場合、データを復元するには同じ物理ディスクの再構成を再初期化する必要があります° 物理ディスクの再構成をキャンセルしてから別の物理ディスクをホットスペアに割り当てても、新しく割り当てたホットスペアでデータは再構成されません° 元のホットスペアだった物理ディスクで再構成を再初期化する必要があります°

グローバルホットスペアの割り当てと割り当て解除

この機能に対応するコントローラについては、 「対応機能」を参照してください。

グローバルホットスペアは、ディスクグループの一部になっている未使用のバックアップディスクです° ホットスペアはスタンバイモードになります° 仮想ディスクで使用されている物理ディスクに障害が発生すると、割り当てられたホットスペアが有効になり、システムに割り込みされたり介入要求されることなく、故障した物理ディスクと交換されます° ホットスペアが有効になると、故障した物理ディスクを使用していたすべての冗長仮想ディスクのデータが再構成されます°

ホットスペアの割り当ては、ディスクの割り当てを解除し、必要に応じて別のディスクを割り当てることで変更できます° 複数の物理ディスクをグローバルホットスペアとして割り当てることができます°

メモ: SAS 6/iR コントローラでは、ブートパーティションを持つ物理ディスクをホットスペアとして割り当てることはできません。

グローバルホットスペアの割り当てと割り当て解除は手動で行う必要があります。 グローバルホットスペアは特定の仮想ディスクには割り当てられていません。 仮想ディスクにホットスペアを割り当てる場合は、「専用ホットスペアの割り当てと割り当て解除」を使用します。この場合、仮想ディスクで失敗する物理ディスクはすべて交換されます。

メモ: 仮想ディスクを削除する場合に、コントローラに関連する最後の仮想ディスクを削除すると、割り当てられたグローバルホットスペアがすべて自動的に割り当て解除されることがあります。
注意: SAS 6/iR コントローラでは、二つの物理ディスクをグローバルホットスペアとして割り当てることができます° SAS 6/iR コントローラで
物理ディスクをグローバルホットスペアとして割り当てると、物理ディスクのデータ損失につながる可能性があります° システムまたはブートパーティションがこれらの物理ディスク上にある場合、これも破棄される可能性があります° 重要データを含んでいない
物理ディスクのみを割り当ててください° グローバルホットスペアおよび SAS 6/iR の詳細については、「SAS 6/iR のグローバルホットスペアに関する注意事項」を参照してください。

ホットスペアに関連したサイズ要件とその他の考慮事項を把握しておいてください° 詳細は次の項目を参照してください°

"ホットスペアを持つ仮想ディスクの保護"
"PERC 3/SC、3/DC、3/QC、4/SC、4/DC、4e/DC、4/Di、4e/Si、4e/Di、CERC ATA100/4ch、PERC 5/E、PERC 5/i、PERC 6/E、PERC 6/l、および CERC 6/l コントローラのホットスペアに関する注意事項"
"PERC 3/Si、3/Di、および CERC SATA1.5/6ch コントローラのホットスペアに関する注意事項"
"SAS 6/iR のグローバルホットスペアに関する注意事項"

オンラインおよびオフライン

この機能に対応するコントローラについては、 「対応機能」を参照してください。

オンライン および オフライン タスクは、PERC 3/SC、3/DC、3/QC、4/SC、4/DC、4e/Si、4e/Di、4e/DC、4/Di、または CERC ATA100/4ch コントローラに取り付けられ、かつ冗長仮想ディスクに含まれた物理ディスクのみに適用されます。

オフライン タスクは、取り外し前にディスクを無効にする場合に使用します。 オンライン タスクは、オフラインディスクを再度有効にする場合に使用します。 場合によっては、故障したディスクで オンライン タスクを行い、ディスクのデータの回復を試みることができます。 詳細については、「一部のコントローラにおける物理ディスクオンラインコマンドの使用」を参照してください°

メモ: オンラインおよびオフラインタスクは、PERC 4/IM コントローラまたは
PERC 3/Si、3/Di、CERC SATA1.5/6ch および CERC SATA1.5/2s などのコントローラではサポートされていません°

物理ディスクをオンラインまたはオフラインにするには、次の手順を実行します°

1 オフラインまたはオンラインにする物理ディスクをレビューします° 物理ディスクをオフラインにする場合には、データを損失する可能性があるので注意します° 必要に応じてデータをバックアップします° 物理ディスクを点滅させるには 点滅 ボタンをクリックします°
2 準備ができたら オンライン または オフライン をクリックするか、前のページに戻る をクリックします°

Storage Management からこのタスクを検出するには次のようにします°

1 ストレージ ツリーオブジェクトを展開して、コントローラオブジェクトを表示します。
2 コントローラオブジェクトを展開します°
3 コネクタ オブジェクトを展開します°
4 エンクロージャまたは バックプレーン オブジェクトを展開します°
5 物理ディスク オブジェクトを選択します°
6 オンラインまたはオフラインにする物理ディスクの 使用できるタスク ドロップダウンメニューから オンライン または オフライン を選択します。
7 実行 をクリックします°

物理ディスクのクリアおよびクリアのキャンセル

この機能に対応するコントローラについては、 「対応機能」を参照してください。

物理ディスクのクリアタスクを使用して物理ディスク上のデータを消去します° クリアタスクは、準備完了状況にあるデータを含んだ物理ディスク、またはクリア状況にある物理ディスクに適用されます°

メモ: 低速初期化されている仮想ディスクのメンバーである物理ディスクは、クリア状況を表示をする場合があります° 物理ディスクで クリアのキャンセル タスクを実行すると、仮想ディスク全体に対して低速初期化タスクがキャンセルされます° 詳細については、「フォーマットおよび初期化:低速および 高速初期化」および「低速初期化の注意事項」を参照してください。

物理ディスクをクリアするには、次の手順を実行します°

1 クリアタスクで消去する物理ディスクをレビューします° 必要なデータを含んでいないか確認して、必要があればデータをバックアップします° 物理ディスクを点滅させるには 点滅 ボタンをクリックします°
2 物理ディスクの情報をすべて消去する準備ができたら、クリア をクリックします。 物理ディスクを消去せずに終了するには、前のページに戻る をクリックします°

Storage Management からこのタスクを検出するには次のようにします°

1 ストレージ ツリーオブジェクトを展開して、コントローラオブジェクトを表示します。
2 コントローラオブジェクトを展開します°
3 コネクタ オブジェクトを展開します°
4 エンクロージャまたは バックプレーン オブジェクトを展開します°
5 物理ディスク オブジェクトを選択します°
6 クリアする物理ディスクの 使用できるタスク ドロップダウンメニューから クリア を選択します。
7 実行 をクリックします°

復帰可能なホットスペア

この機能に対応するコントローラについては、 「対応機能」を参照してください。

復帰可能なホットスペア タスクを使って、ホットスペアから物理ディスクにデータをコピーします。

仮想ディスク内の物理ディスクが失敗すると、失敗したディスク内のデータは割り当てられたホットスペアにコピーされます。 失敗したディスクを新しい物理ディスクと交換し、かつ 復帰可能なホットスペアタスクを有効にした場合、データはホットスペアから新しいディスクにコピーされます。

復帰可能なホットスペア タスクを使うと、予測エラーイベントが発生した際に物理ディスクからホットスペアにデータをコピーすることもできます。

復帰可能なホットスペア が有効で、 かつ 物理ディスクで SMART で使用できる場合、コントローラファームウェアは仮想ディスク内の SMART が有効なディスクからホットスペアへのデータの自動コピーを開始します。

メモ: 復帰可能なホットスペア タスクを使うには、ホットスペアを仮想ディスクに割り当てておく必要があります。
メモ: ディスクで SMART が有効でない、または 予測エラー時に自動交換 オプションが無効の場合は、失敗したディスクは自動的に交換されません。

復帰可能なホットスペア を有効にするには、以下の操作を行います。

1 コントローラプロパティの変更 ページで、復帰可能なホットスペア および 予測エラー時に自動交換 を有効にします。
2 変更の適用 をクリックします。

Storage Management からこのタスクを検出するには次のようにします°

1 ストレージ ツリーオブジェクトを展開して、コントローラオブジェクトを表示します。
2 復帰可能なホットスペア タスクを有効にするコントローラオブジェクトを選択し、情報/設定 タブを選択します。
3 コントローラタスク ドロップダウンメニューから、コントローラプロパティの変更 を選択し 実行 をクリックします。
メモ: 復帰可能なホットスペア の再構成率は、コントローラ用に定義したものと同じになります。